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9月23日 バンコクから世界遺産アユタヤ遺跡へ向かう
アユタヤへ鉄道で行く。行き方・所要時間は?
今日は鉄道で、バンコクの中心であるフアランポーン駅(クルンテープ駅、バンコク駅とも言う)から世界遺産アユタヤ遺跡へ向かいます。
フアランポーン駅からアユタヤ駅まで列車で1本、約1時間半くらいで行くことができます。
バスツアーやチャーター車で行きたい方はこちら↓を『アユタヤ』と入れて検索
列車の予約方法・金額
列車のチケットは、駅でも買えますが、予約したほうがベターです。
上記のタイ国鉄のサイトからから予約することができます。かなり重たいので、焦らず、待ってくださいね。
まずは右上のドロップダウンでEnglish表記にします。
Origin(出発地)や Distination(行き先)はドロップダウンになっていますが、ちょっと探しにくいですので、自身でそこに入力すると出てきます。ちなみにフアランポーン駅は、bangkokと入力してください。あとは日付や人数を入れてSearchすると、希望にあった列車が表示され、選択して、カード決済もできます。
金額は、列車のレベルによって違うのはもちろん、エアコン車両か、扇風機車両かによって、驚くほど金額が違います。
例えばアユタヤまで、エアコン車両は245バーツ(約980円)、扇風機車両20バーツ(約80円、安!)です。私たちは迷いなく扇風機車両を予約しました(笑)
フアランポーン駅と列車
さて、フアランポーン駅は、近々、ターミナル駅の機能をバンスー中央駅に移すとともに廃止になると言われています。 趣きがあり、旅愁を感じる駅です。さびしいですね。
構内に入ると、切符売り場はありますが、改札はありません。この駅は長距離列車の始発・終着であるせいか、切符のチェックは列車に乗ってから車掌さんが行います。
乗り場へ入ってみました。重厚感、すごい。古いながらも、床ピカピカ。
おお、ディーゼル車だ、懐かしい。
と、言うわけで、乗るのですが、このようにとてもバリアフリーになっていません。
線路までが浅いのです。
よいしょって感じで大股で脚を上げて乗ります。
座っては、いけない席
フアランポーン駅からほぼ満席。コロナ禍からの規制が緩和されて、いろいろな国の観光客が乗っています。
最後尾の車両ですが、後ろは開けっ放しです。日本では考えられませんが、風通し良くしていただいてありがたい。エアコン車両でない私たちにとっては。
なお、上にぶら下がっている看板にあるように、この奥の車掌室の手前の席は、STAFF AREA(鉄道スタッフの荷物置き場等)、そしてRESERVED MONKS(僧侶の席)で、座ってはいけません。
ところが、列車が進むにつき、ますます席は埋まって座れない人がでてきます。そうすると、車掌さんは、切符を確認のうえ、TAFF AREAやRESERVED MONKSに座らせてくれます。どうやら車掌さんの臨機応変で、空いていれば、座らせてくれるようです。
加えて、今回の車掌さん、とても楽しかった!カメラを向けると、写したいのは車掌さんでなくその背景だったりするのに、写り込むだけでおちゃめなポーズをとってくれます。「う~ん、マンダム」みたいな・・・。(わからない方は、マンダム ポーズ で検索)
もうそれがおかしくておかしくて、降りるときには、別れを惜しんで、挨拶しました。(言葉は通じないので笑顔だけ。気は心!)
日本にも昔はこんな楽しい車掌さん、いました。(30年前かな・・・遠い目)
今はいろいろうるさくてできないでしょうね。
アユタヤ駅到着!さっそく名物 ロティサーイマイ
アユタヤ駅、到着!
観光客でにぎわっています。
こんな感じで踏切もない線路の上を歩いて渡って、改札へ。
アユタヤ駅で売っていたロティサーイマイです。アユタヤ名物のお菓子です。
名物なのに、今回はここでしか見かけなかったんですよ、買っといてよかった!
ロティサーイマイは、薄く伸ばした小麦粉の生地を焼き上げたタイ風のクレープ「ロティ」で、細い糸状の綿菓子「サーイマイ」を包んで食べるアユタヤの伝統菓子です。
こんな感じになります。左上が巻き上げたものです。もうちょっと中身のサーイマイを入れてもよい感じ。
まさに中身は綿菓子に近いのですが、なぜかあとを引きます。食感が、日本の綿菓子のようにベタとはならず、シャク・・・とした感じです。
雨季は注意の渡し船
さて、ホテルに向かいます。ホテルは、アユタヤ駅を挟んでパーサック川の向こう側です。渡し船で渡ればすぐです。船着き場は、アユタヤ駅から徒歩3分。便利ですね。
ところが、渡し船は、川の増水のため運休とのこと。
雨季に行くと、アユタヤの渡し船は運休の可能性があります。
しかし、すると、ぐるーっと遠回りすることになり、道路沿いを30分以上歩きます。道は舗装されていますが、結構デコボコしていて、キャリーケースを引きずってはしんどいですので、Grabタクシーを呼んでホテルへ向かいました。
Grabタクシーは、インターネットで、乗車場所や行き先を指定でき、その場で料金も決まって、ネット上でカード決済されるので便利でです。
お勧めホテル バーン バンマイ ブティック ルーム
宿泊のホテルは『Baan Baimai Boutique Room』(バーン バンマイ ブティック ルーム)です。
一泊だけですし、遺跡巡りで、ほとんどいないから・・・と、リーズナブル重視で上記のagodaで評判のよいホテルを予約したのですが・・・
お値段以上だと思います。
フロント付近にフリーのインスタントコーヒーがあります。部屋にあるマグカップを持って行けば、ここで飲むこともできますし、自分の部屋のテラスや部屋で飲むこともできます。
テラスにクッションが置かれていますが、雨季ですので、雨が降ったときは、いつの間にか、濡れないスペースに置きなおしてくれていました。
リーズナブルにアユタヤでよいホテルを望んでいる方に、ぜひ推薦したいホテルです。
ご予約の方はこちらからどうぞ。
ちょっとホテルではめずらしいのですが、宿泊料はキャッシュオンリーです。
レンタサイクルについて
このホテルでは、自転車も借りられます。
一日50バーツです。これはアユタヤで統一されているそうです。
また、このホテルに限らず、レンタサイクルは、ライトが付いていません。
夜、あまり自転車を乗っている人がいないせいかもしれません。
アユタヤの道路は街灯が少なく結構危ないので、日本からライトを持って行きましょう。百均で売っているような簡単なライトでもよいと思います。
蓮沼のほとりで、タイ料理ランチ
ホテルで自転車を借りて、さあ、遺跡巡りだーと、スタートしましたが、10分もこいだら、何やら風情あるタイ料理のお店が。「まずは、腹ごしらえですかね・・・」
お店は『Bueng Rama secretary shop』(場所はこちら)
メニューです。観光地価格のはずですが、そんなに高くありません。(1バーツ=約4円)
エビのチャーハン。大きなエビがゴロッとはいっています。70バーツ(約280円)
ソムタム。60バーツ(約240円)
青パパイヤのサラダの辛いサラダです。
スパイシーにお願いしたつもりですが、通じなかったのか、手加減されたのか、あまり辛くない・・・残念。
タイ人でない私たちは何も言わないと、本場の辛さにしてくれないことがあります。多分、親切心です。本場の辛さを味わいたい方は伝えてみましょう。(でもそうすると、本当に辛いです。)
しかし、最も特筆すべきは・・・入口からまっすぐ進んでそのままオープンになっている店の奥!
蓮の沼が一面に広がっています。さわやかー。花のころに来たら、さぞかしきれいでしょうね。
お店にあった案内板です。日本語表記もあります。
私が画像に☆を付けたのですが、黄色い☆はだいたいのこの店の位置です。遺跡巡りにも便利な場所ですね。
赤い☆は、今回のホテルの位置です。(ここまで自転車で10分くらい)
自転車で、アユタヤ遺跡巡り
さて、遺跡巡りです。ランチの店『Bueng Rama secretary shop』を出て、このルート・順番で遺跡を巡りました。徒歩の表示が出ていますが、自転車です。半日たっぷりかかっています。
上記の★は入場料無料、ほかは、50バーツ(約200円)です。
ワット・プラ・シーサンペット
ワット・プラ・シーサンペットです。(場所はこちら)
アユタヤの王の遺骨を納めた3基の仏塔があります。
階段が見えますが、老朽化が進んでいるせいか、立入禁止です。
ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット
ウィハーン・プラ・モンコン・ボピットです。(場所はこちら)
1603年に造られた、タイ最大の高さ17mのブロンズ製の巨大な仏像を安置する塔堂です。
わー!大きい!
大きいと言っても画像ではわかりにくいので人を入れて四方から写してみました。どうでしょ?
(そして相方とはぐれ、オロオロする。)
ワット・ラチャブラナ
ワット・ラチャブラナです。(場所はこちら)
1424年、8代目の王が王位継承争いで死んだ二人の兄たちのために建立した寺院だそうです。
やはり、アンコー・ルワットに似ていますね。
あれ、人がいます。上れるようです。
上ってみましょう。
アンコール・ワットもそうでしたが、なぜか寺院の遺跡の階段は急です。でも手すりがしっかりしていそうで、高所恐怖症の私も行けそうです。
登ると・・・先ほど通ってきた全容が見えました。
階段の下りはちょっと怖かったですけどね。
ワット・マハタート
ワット・マハタートです。(場所はこちら)
木の根の間に埋め込まれた仏像の頭。アユタヤと言えば、こちらを思い浮かべる方も多いでしょう。
観光客が代わる代わる記念撮影します。右方向の看板には「仏像の頭部より上に立たないようにお願いいたします」と書かれています(日本語有り)。なので、みなさん、腰をかがめたり、背中を丸くして撮るのですが・・・ごめんなさい、立ってはいないけど、同等くらいになっちゃったかしら。
アンコール・ワット同様、首が無い銅像が多く、中央のような首がある銅像は後世に設置されたと思われます。
ワット・ロカヤスターラーム
ワット・ロカヤスターラームです。(場所はこちら)
ワットと言っても寺院は見当たらないですが、巨大寝釈迦(高さ5m、全長28m)がやさしい顔でこちらを見ています。
しかし、だいぶ修復が必要な状態になってきていますね。
ワット・チャイワッタナラーム
ワット・チャイワッタナラームです。(場所はこちら)
一部修復中です。
日光、雨、風・・・そして草が生えたり、よく見ると鳥の住み家になっていたりして、それはそれで時の流れの趣きがありますが、これだけ広大な遺跡を何世紀も維持するのは大変なことでしょう。
このワット・チャイワッタナラームでは、王朝時代のコスプレと思われる観光客の方が結構いました。ツアーがあるようです。みなさん、なかなかイケてましたよ。この寺院は、特に広さも遺跡も規模が大きいので、映えるでしょうね。
アユタヤ遺跡 ライトアップ!
ナイトマーケットのバンブースティッキーライス
日が暮れてきました。実は私たちは楽しみにしていることがあります。遺跡のライトアップです。
暗くなるまで、ナイトマーケットに行ってみます。
これ、おいしかったのでピックアップです!
竹筒にもち米とココナッツミルクを入れて炊いたスティッキーライスです。カオニャオ・マムアン(もち米とマンゴーのデザート)に付いているライスですね。
ホテルに持ち帰って、マンゴーもないのにおいしく食べられるか、少し心配でしたが、竹の良い香りがして、何もなくてもおいしくペロッと完食。
ナイトマーケットでもここ1軒しか見かけなく、お勧めです。入口(出口?)に近い位置でしたよ。
ライトアップ!しかし、野犬に注意
いよいよライトアップが映える時間です。
いずれも、中までは入れず、外から見る感じですが、十分きれいです。
まずは、ワット・ラチャブラナを見て、ワット・プラ・シー・サンペットへ行きました。
と、その時、犬の遠吠えが・・・ワオーーーーン!
ワワワワワォワォワォーワォーワォーンワォワォワォワォオオーン!!!
数匹います。その声がどんどん近づいてきます。
3本の仏塔が見える位置に着いたときには、数匹の犬に囲まれていました。
すぐそばに守衛室の方がいるので、少し安心ですが、嚙まれたら、狂犬病になる恐れがあります。
野犬だとか、寺で飼っているとか、諸説ありますが、日本のように狂犬病予防の接種をしている国は少ないです。万が一噛まれたらすぐに病院に行きましょう。
エポスカードなら海外旅行保険が付いています。
犬たちは尾を振っているものの、吠え続けています。私は怖くて写すどころでなくなり・・・撮ったものは、すべてブレていました。画像は相方が撮ったものです。
観光客は私たちしかいなかったのですが、コロナ禍明けということ以外に、この犬たちを恐れて人が寄らなくなるのかもしれません。こんなにきれいだというのに。
命からがら脱出し(私の気分的には)、自転車での帰り道で写したライトアップです(まだ動揺してるので相方が)。
ですが、またここで悲劇が・・・自転車に乗って帰る私たちを、先ほどと違う犬たちが数匹で吠えながら追いかけてきたのです。
ワンッワンワンワワワンワンワンワワワンッ!
ひぃぃぃぃーーーーっ
タイでは野犬か? 地域猫ならぬ地域犬か? もしかしたら飼い犬か? が、うろうろしているのですが、追いかけられたのは初めてです。しかも立て続けに2回。
私は犬好きですが、中型犬に囲まれたり追いかけられたりして吠え立てられれば、さすがにめちゃくちゃ怖いです。(相方は神経ないのか、笑ってました。)
昼は活動的ではありませんが、夜のアユタヤの野犬には要注意です。
少なくとも徒歩ですと逃げ切れないかもしれませんので徒歩で出歩くのはやめましょう。
それでも徒歩のときは、逃げ込める店などが見えるところを歩きましょう。
「夕飯、どこで食べようか~♪」なんて言ってたのですが、もうこれ以上自転車で探す気もなくなり、得意のパターンへ。↓
アユタヤ オススメ 屋台グルメ
得意のパターンとは、屋台フードとコンビニでビールを買って帰る。私たちはタイの屋台文化が大好きです。
セブンイレブンの前に2軒ありました。どちらも概ね1本10バーツ(約40円)
ビールはセブンイレブンで500mlのChangが2本で96バーツ(約384円)
屋台で使われている練り物は、タイの市場でよく見るものですが、屋台によって味付けが違います。
2軒ともおいしかったですが、奥の屋台はサービスが良かったし、手前の屋台は、焼いたり、汁に入れたり、いろいろやってくれるようです。私たちは焼かずに串から抜いてタレに絡めてもらいましたが、これがとてもおいしかった。(場所はこちら)
もう犬に追われる心配もないホテルの部屋で、ナイトマーケットで買ったバンブースティッキーライスもおいしくいただいて、アユタヤの夜は更けていきました。
明日は、一度、バンコクに戻って寝台車体験です!(つづく)
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